天目染め研修

天目染め作家、山本先生が研究を重ね生み出した『天目染め』。
今日は、新人2人がその染めの体験をしました。

〈天目染めとは?〉
茶器の一つ として中国安南の天目茶碗。 その漆黒に秘められた美しさを“きもの”に表現したものが、天目染 (引粉染)です。
作家の山本先生は、天目茶碗の漆黒に秘められた美観に深い感銘を受け、きもの に表現することを決意し、苦心を重ねて習得した技法により『天目染』 が生まれました。

↑工場の様子と天目染の着物

工場で着物を染める場合は、引き染めがされた反物の上に北山杉のおがくずを満遍なくのせ、ヒーターで下から乾かして行きます。
おがくずが色を吸うことで複雑な模様が浮き上がってきます。
染める色の組み合わせやおがくずを均等に載せたり、乾かす時間など、繊細で技術のいる仕事です。

染め研修では、ハンカチを染めた新人の2人。
2人とも初めてですが、なかなかの出来上がり!先生も褒めていました。
これから色んな作家さんから、染めの知識や技術について勉強し成長してくれることを見守りたいと思います。

 

 

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